酒は飲んでも飲まれるな、若人の為に!
明けましておめでとうございます、ウツシロです。
いやぁ~、2022年も始まってしまった、この三ヶ日はしっかり休んで今年もスタートってなもんだ。
元旦から新年一発目は何を書こうか考えていたが、これと言って書きたい話も浮かばない…
結局ビールを飲んで年末年始を過ごしたが、よくよく考えてみると幼い頃は酔っ払いが酷く嫌いだった事を思い出す。
特に正月など親族が一堂に会し宴会をするのが恒例で、大人達が酒を飲み唾を飛ばして声を張り上げる姿を見るのがとても苦手だった。
普段を知っていれば尚更いつもとの違いに嫌悪感は増したものだ。
酒の力で元気ハツラツ、素面の時とは違うノリで子供達にチャチャを入れてくる感じに胸の奥で中指を立てていた。
私は大人になってもこうはなりたく無いと酔っ払い達を見ていたものだ。
成人してからも飲み会やクラブでは酒を飲んだが家で飲む事は無かった。
そもそもアルコールの味が苦手だったし、家で一人テンションを上げる必要性を感じなかったからだ。
しかし、ここ数年は毎晩ビールを飲むようになり、いつしか酒を飲まないとやってられない体になった。一人酒でランニングマンを踊る程テンションが上がる事は無いが、見事に嫌悪していた大人の仲間入りを果たしてしまった。
30代半ばあたりから日常生活で楽しいと感じる事が一つ減り、二つ減り酒を飲んで気分を上げないと心の大海原に波が押し寄せて来る事は無い。一日凪なんて事もざらで、波を起こすにはアルコールを入れるしか無かった。習慣とは怖いもので、とにかく毎日飲み素面では笑えないテレビ番組を見て笑っていた。
日本酒、ワイン、ウイスキーなど何が自分に合っているのか試したが、どれも悪酔いをして翌日まで響いてしまうケースが多く、消去法でビールに落ち着いた。
今は「金麦」を愛飲している。
幼少期に苦手だった酔っ払いに無事変貌を遂げ、今思うのは昔の大人達も私と同じ悩みを抱え数少ないストレス発散として皆で楽しく飲んでいたのだろう。
そんな事は露知らず酔っぱらった大人達を冷たい眼差しで見つめていた事を強く反省している。
年に一度の正月に友人や親族が集まる場でハメを外す大人を冷やかな目で見ている若者が居たならば優しく見守って欲しい。
私もいつの間にか冷やかな目で見られる立場になっている様にその子もいつかは皆の仲間入りを果たす時が来るだろう。
人は太古の昔からそうやってバトンを受け継いでいるんだね。
飲み会に参加したくない若者が増える今、楽しくスマートに飲める大人が必要とされている筈だ。我々も若者に嫌がられる野暮な飲み方はしないと心掛けて飲もうではないか。
それでは1本頂きます、プシュ~。
今日はこの辺で。