自分定規

「答えは己の中にあり」

マスクと距離感について考えた

お世話になります、ウツシロです。

 

今回はコロナのおかげで日常になったマスク姿について考えてみた。

 

マスクと言えば冬は暖かいし、ヒゲも剃らなくて良い、ウイルスも防いでくれる素晴らしいアイテムだ。とりあえず私にとっての利点を上げておく。

 

今ではマスクをしないと下着無しで外出しているような感覚に陥り「顔パンツ」なんて言葉が出来るくらいマスクをする事が当たり前になってしまった。

顔パンツ…その発想は無かったわ。

 

マスク姿に慣れてしまうとマスクを外した顔に違和感があるのも分かる。

想像と違い謎のショックを受ける気持ちも分かる。そして外す事がなぜか恥ずかしいという気持ちも分かる。

確かにマスクの下は勝手にイメージしているかも。

 

この感情はコミュニケーションをとる上で非常に厄介だ。

相手と親密になるには出来るだけ心を開く必要があるが、マスクをしている時点で素顔を見る事が出来ない、まるでバリケードを張られているような気がしてしまう。そこに羞恥心が加わるとバリケードは更に頑強になる。

相手の素顔が分からないとそれ以上その人を知りたいという感情が働きにくいだろう。

中身も重要だが第一印象で相手に興味を持つ事が多々あるからだ。

時節柄仕方ないが、気軽に連絡先を聞いたり飲みに誘う事が極端に減ったように思う。

 

初対面の場合、お互いにマスク姿だと相手に興味を持てずに終わる事が増えるのではないか。

表情の分かりにくい相手に踏み込むというのは案外難しいもんだ。

知り合いならそこまで影響が無いかも知れないが、これから出会う人々に関してはこの状態が続くと親密な関係を築く可能性を減らしかねないと危惧している。

 

私もマスク姿になってから他人との距離感が微妙に変わった。

職場においてマスクが原因で相手の話を聞き返すのも鬱陶しくなり少し聞こえないくらいならそのまま進めてしまったり、私の声は割と大きい方だがそれでも伝わない時などはもういいやと思う事もある。コミュニケーションの弊害になっている。

生身の人間に対して新しい人間関係を積極的に築こうと思わなくなり、素顔を見る事にも少しだが罪悪感を感じるようになった。

ソーシャルディスタンスの影響もあると思うが人に近づこうと思わないのだ。

これは社会情勢(特に災害やパンデミックなど)や流行が精神状態にも影響を及ぼす事の現れではないか。

 

コロナ前よりコロナ後は人との距離感が少し遠く感じる。(私だけかも…)

マスクを外せる時が来たとしても人との距離感が元に戻るには更に時間がかかるはずだ。

 

いつになったら元に戻るのか分らないなら今までとは違う人間関係や付き合い方を模索してみようと思っている。

 

 

感染者も少し増えてきているし、笑点のメンバーも変わるし2022年も波乱の幕開けになりそうだ。

 

 

AIM

AIM

  • TENDRE
  • ソウル
  • ¥255
  • provided courtesy of iTunes

 

 

 

出会いはリアルにもネットにもある、どう付き合って行くかは自分次第だ。

 

 

今日はこの辺で。