飾りじゃないよおじさんの涙は
お世話になります、ウツシロです。
LINEのニュースを見ていると芸能人のコロナ感染が凄いがどうなってるんだ?
以前より感染力が格段に上がっているのか。
まぁそんな事はさておき、今回は私の特徴の一つである涙について書こうと思う。
突然で恐縮だが私は涙もろい。
「火垂るの墓」を見て友人宅で号泣、「永遠の0」の予告ですすり泣き、「世界の中心で愛を叫ぶ」では映画館どころか帰りの車を運転しながら思い出し泣きという離れ業まで飛び出した。(これは私の中でも最高レベル)
泣きのジャンルでいうと、一青窈さんもびっくりの「もらい泣き」が得意である。
子供や動物が題材の話にも弱くその辺の映画、ドラマはホラー映画より避けている。
よく歳を取ると涙もろくなるなんて話を聞く、私は若い頃からもろいのでその感覚はないのだが、なぜ涙もろいのか今更ながら気になり少し調べてみた。
涙には3種類あるようだ。
①は「基礎分泌の涙」ドライアイを防ぐための涙で生き物は皆行っているらしい。
②は「防御反射の涙」目にゴミが入ったりタマネギを切った時に出る涙の事だ。
③は「情動の涙」喜怒哀楽といった心が動いた時の涙だ。この涙は人間しか流さないという研究結果が出ている。
私がよく流す涙は③で間違いないだろう。
脳の前方には記憶や感情、行動を制御する「前頭前野」(ぜんとうぜんや)と呼ばれる部位があり、その真ん中に「共感脳」がある。
前頭前野が相手の気持ちに共感し「もらい泣き」をしてしまうのだ。映画やドラマといった自分で体験していない物語を見た時も同じ現象が起こる。
という事は私の共感脳が敏感過ぎて簡単に共感し涙腺が崩壊しているのか。
ちなみに年を取ると涙もろくなる原因はこの「前頭前野」が担っている感情の抑制機能が低下するからだ。
とにかく大の大人が映画館だの友人宅だの車の中で泣いているのはみっともない。
まったく恥ずかしい前頭前野だぜ、と思っていたのだが更に調べていくと涙には癒しとストレス解消という効果もあるようだ。
「情動の涙」には副交感神経に働きかける作用があり、交感神経が優位で興奮状態の時に涙を流し始めると副交感神経にスイッチが入り脈を下げて呼吸を落ち着けるようだ。
要するに涙を流すと脳は緊張状態から癒しの状態に切り替わるという事だ。
私の涙もろさは共感脳の敏感さからくる事が分かった、そしてストレス解消の機能もあるのならば無理に涙を止める必要はない。どうせならスッキリしてしまえ。
泣きたい時は泣き、涙が勝手にこぼれるならこぼせばよいのだ。
おじさんだろうが涙がこぼれる時がある、飾りではない人間にしか流せない涙が…
今日はこの辺で。