お世話になります、ウツシロです。
「いつの時代でも聴けるジャパニーズ・ミニマル・メロウを追求すること」をテーマに掲げるバンド「D.A.N.」(ダン)をご存知だろうか。
「D.A.N.」は櫻木大悟(Gt,Vo,Syn)、市川仁也(Ba)、川上輝(Dr)の3人からなるバンドである。
「D.A.N.」の創造する音楽
私が彼らを知ったのは2017年リリースのアルバム『TEMPEST』に収録されている「SSWB」という曲のMVだった。
SSWBとはスーパーシャイウィズアウトビアー、「ビールがないとめちゃ人見知り」の略である。
この曲を聴いた瞬間うねるようなベースとスティールパンの音色のループに普通のロックバンドでないことを確信する。
バックグラウンドにブラックミュージックやダンスミュージックがあり、見事にその要素を体現している。
中毒性のあるファルセットボイスとミニマルループのトラックに私はやられてしまった。
MVもショートフィルムのような世界観で今の若者の雰囲気を感じることができる。
彼らの音楽はまさに多様なジャンルの混ざり合いという印象だ。
クラシック音楽からブラックミュージック、ダンスミュージック、ロックそしてJ-POPも垣間見える。
ジャンル分けするのが難しいバンドであるが彼らは自分達の音楽を「ジャパニーズ・ミニマル・メロウ」と呼んでいる。
3人というバンドとしては最小人数のメンバーだが各パートの音がしっかり立っていながら見事に調和している。
DTMと生音がうまくミックスされた音源はただの打ち込みでは出ない揺らぎを感じさせる。情緒的でありながら踊れる音楽という感じだ。
おすすめの楽曲
上述の通りD.A.N.を知るきっかけになった曲「SSWB」
ファンキーなダンスチューン「Sundance」
ブロークンビーツ感溢れる1曲「Anthem」
1分26秒からの疾走感、この曲の展開は素晴らしい「The Encounters」
最後に彼らのサードアルバム「No Moon」からタイトル曲のMVで締めたいと思う。
是非とも「D.A.N.」の世界観を堪能して欲しい。
今日はこの辺で。