自分定規

「答えは己の中にあり」

大人の対応なんて…

 

 

お世話になります、ウツシロです。

 

大人の対応という言葉がある。

ややこしい相手に対し節度のある応答だったり、感情的にならず理性的にいなす事だろう。

 

社会人になって1番意識していたのが「大人の対応」かも知れない。

腹が立っても出来るだけ怒らない、相手に不快な想いをさせない、そんな事を意識しながら働いてきた。ある時期から怒り方も忘れていた程だ。

 

私の場合、大人の対応を意識すると結果相手に合わせるだけの人間になってしまう。特にすぐ感情的になる相手に対してこちらが大人の対応をする時は相手に同意するかやんわり違う意見を言う事くらいしかできない。

 

私はその対応を何年もやってきたが、大人の対応なんて考えてもいない相手に対しこちらだけ大人である必要があるのかと思う様になった。

そもそも遠回しの反論で冷静さを取り戻してくれるならややこしい相手ではない。

常に我を通そうとする人間を相手にすると理性的で居る事がバカバカしくなってくるのだ。ギブアンドテイクの概念が無いのかなぁ。

 

優しく諭しても感情で向かってくる人間は必ずいる。

そういう相手の要求を常に呑んでいると何でも言う事を聞く人間として位置づけられる。

無理をすると限界がやってくる、私にとって大人の対応など我慢以外の何物でもないようだ。

自分を仏の様な性格だと思い込んでいたが、どうやら一介のヒューマンだったらしい。

 

一般の人は感情をあらわにする相手に対し引いてしまう事が多い、面倒くさいのが嫌だったり、単純に怖いと感じ相手の言う事を聞いてしまう。

 

私も同レベルで相手をする事が面倒くさかったり格好悪いと思っていた。

周りに言い合っている姿を見せる事にも抵抗がある。

 

しかし、気が付いたのだ。

 

その場を収める為にこちらが相手の意見を呑むと相手は更に要求してくる。

例えやんわりいなしたとしても相手が引き下がらなければその場に終わりは来ない。

 

要するに大人な対応だけでは余程の闘牛士じゃない限り収まらない時があるのだ。

 

そんな時は戦うか逃げるしかない。

 

大人をかなぐり捨てて格好悪くても臨戦態勢か、一目散に逃げるかだ。

 

大人の対応とは大した相手じゃない時は有効かも知れないが限度を超える相手には通用しない。

常識が同レベルの相手ならば互いに大人の対応が成り立つが、そうでない場合は同レベルで感情を出すと良い。

感情むき出し人間は意外と思いがけない反応に弱かったりする。

そして相手を怒らせる事がどういう事態を招くのか教えてあげるべきだ。

これも大人の役目である。

 

大人な対応で波風立てないのが理想だが人生そんな簡単には行かない。自分に危険が迫っているのであれば同等、いやそれ以上の姿勢を見せなければならない。

 

時には周りを気にせず感情むき出しで対応する事があっても良いではないか。

 

 

にんげんだもん     ウツシロ

 

 

 

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「優しさだけじゃ生きられない」事を痛感したのであった。

 

 

 

今日はこの辺で。