私に刻まれた名曲達
お世話になります、ウツシロです。
人にはそれぞれ記憶に残る自分だけの曲があるはずだ。
曲を聴いた瞬間に何かを思い出す事もあり、音楽とはそれほど心に残る力があるのだ。
聴いていた当時を思い出せる曲とは、記憶に刻まれるという言葉が当てはまる。
邦楽より洋楽を中心に聴いていた私だが今回は記憶に刻まれた邦楽を紹介したい。
1曲目はやはりMr.Childrenの「Tomorrow never Knows」だ。
1994年リリースの曲でドラマ「若者のすべて」の主題歌だった。
当時高校生の私含め周りの仲間達もこのドラマに出ていた元SMAP木村拓哉氏の髪型を真似てロン毛になった。ロン毛軍団の誕生である。
今では想像できないが当時の男子高校生は髪を肩まで伸ばし制服のズボンは腰履きという、だらしなさMAXのスタイルが多かったのだ。ロン毛軍団が制服のまま原チャリやママチャリにまたがり、カラオケに行って「Tomorrow never Knows」を熱唱する微笑ましい姿が脳裏に焼き付いている。
いつの時代にも通用する普遍的な歌詞が素晴らしく「勝利も敗北もないまま孤独なレースは続いてく」というフレーズには今もグッときてしまう。
カラオケでよく歌う1曲だ。
2曲目は宇多田ヒカルの「In My Room」だ。
モンスター級のセールスをたたき出した1999年リリースのファーストアルバム「First Love」に収録されている1曲である。以下ヒッキーと呼んじゃおう。
私はヒッキーを知る少し前からブラックミュージックを聞いていたが日本ではアンダーグラウンドの音楽だった事は間違いない。
多くの人にR&Bを届けた功績はすごいの一言である。このアルバム「First Love」はロックやポップスが主流だった日本において、90年代アメリカのR&Bのエッセンスを盛り込んだ作品を発表しR&Bというジャンルを定着させる礎を築いた。
名曲揃いの中でも「In My Room」をよく聴いたのは歌詞が一番共感できたからだろう。外では頑張っているが部屋に戻った時の本心を綴っているような歌詞が胸に響いたのだ。間奏部分にスクラッチが入っているのも印象的でメロディとテンポも心地良く部屋で一人聴いていたのを憶えている。
3曲目はご存じ安全地帯の「ワインレッドの心」だ。
1983年リリースの曲で安全地帯4枚目のシングルだ。
発売時は子供過ぎてリアルタイムでは聴いていないが、20代中盤あたりでかなり聴いた曲だ。安全地帯の存在はもちろん知っていたが大人の曲というイメージを持っていてなかなか手を出す事ができなかった。
テレビで聴いて興味を持ちTSUTAYAまで借りに行った記憶がある。(すいません、買ってません)大人になった今でもこの曲の歌詞を理解するのは難しい、ちなみに作詞は井上陽水氏。曲の雰囲気はまさに夜で大人の複雑な恋愛という妄想を掻き立てる。
この曲はドライブ中に「もういいよ」と言われるくらい歌いまくったもんだ。
10代後半から20代中盤に聴いていた曲だったが私の記憶にしっかり刻まれた3曲でありこの先も忘れる事はないだろう。世の中には数え切れない曲が存在するが聴き込んだ曲というのはその場面まで憶えている。私に刻まれた曲を今後も振り返ってみようと思う。
今日はこの辺で。