諸行は無常だね
お世話になります。ウツシロです。
ブログを書く事で改めて自分の趣味嗜好を考えるようになりその変遷に気が付いた。
若い頃は自分にない経験や技術を持つ人への憧れ、羨望という感情が大半を占めていたが今の自分と言えば他人に対する憧れは薄れ、共感できる事やノスタルジックな物事に関心を持つようになった。
人は年齢や環境の変化によって心を動かされる対象も変わる。若い頃はまったく興味のなかった事を今熱心にやっていたりする。自然に移り変わるため振り返ってみて気付くのだ。
近年ではお母さんが突然仮面ライダーに入れ込む事もあるようだ。
人の細胞は数年で全て入れ替わるなんて話もあるが見た目から中身まで常に変わり続けている。私も何年かに一度くらいその時の環境から飛び出したい衝動に駆られる。これが細胞の周期とリンクしているかは解らないが無関係ではなさそうだ。
この変化に対してネガティブな印象もあるだろう。
しかし、人はそもそも思考から行動まで変わっていくのがデフォルトなのではないか?
「突然変わってしまったけどあの人は大丈夫?」と心配されたり、「こんな行動を取ったら人に変わったと思われる」と悩んだりする事もあるが、変わって当たり前と思えば人の行動にも納得がいく。細胞も日々入れ変わっているのだからあらがう事はできないだろう。
突然他人が変わる事に対応できないだけで、時間が経てばその変化は日常になる。
変わりたいと思う時もあれば無自覚に変わっている事もあり、それが自然の摂理ならば変化を抑制する方が不自然なのだ。
正直言って昔は人の発言や行動の変化に対して自分を持っていないなどと考えていた時期がある。(自分を棚に上げて)
信念を貫く事は尊敬に値すると思うが、自分の考えが変わった時にそれでも貫く姿は尊くもあり、物悲しくもある。
今ではすべてが移り変わる物だと思い自他共に「そういうものだ」と変化を受け入れようと思っている。
まさに諸行無常である。
とは言え人に多大な迷惑をかけるような変化は慎重にしたいものだ。
今日はこの辺で。