DJチーム、C2Cとは何ぞや?
お世話になります、ウツシロです。
皆さんは複数のDJが音楽を奏でるDJチームが存在する事をご存じだろうか?
今回は数あるDJチームの中でフランスのチーム、C2Cを紹介したい。
以前、DJバトルの記事を書いたがそのDJバトルの大会、DMCにおいてチームカテゴリーで2003年~2006年の4年連続優勝という結果を残したチームである。
彼らのスタイルは打ち込みのドラムの上で4人のDJがボーカル、ベース、ギターなどの音をスクラッチで交互に入れて曲を作る。
まずはライブ映像をどうぞ。
DJは4人も必要なの?と思うかも知れないが、DJチームでは各DJが曲の必要な個所に様々な音の1フレーズを入れていくというイメージだ。バンドもいくつかの楽器で構成されているようにDJも人数が増えれば音数も増えて曲に厚みが出る。
それに一人でやるより見た目が楽しそうだ。
彼らは個人の技術力で飛びぬけた者はいないが、曲の構成やステージ全体のイメージ作り、見せ方に優れている点が他のDJと一線を画していた。
そしてアメリカ生まれのHipHopにヨーロッパの芸術性を盛り込みアートとして昇華させたのだ。
彼らのMVを是非観て欲しい。
お国柄なのかやたらとスタイリッシュである。
私はこのMVを見た時にDJのテクニックとは違うベクトルで音楽もアートであり技術があっても超えられない感性の違いを見せつけられたような気がした。
DJの中でもターンテーブリストには独特の感性を持った人が多く、個人名義やグループで楽曲を出したりMVを公開している人はいるが、ここまでアーティスティックで洗練されたDJチームは見た事が無い。
現在は活動を休止しているようだがまたいつかC2Cの作品を見せてもらいたいと願っている。普通の洋楽に飽きている人は是非聴いてみて欲しい。
今日はこの辺で。